関西学院大学国際学部3年佐竹 優輝

「別れとinochi」

ドイツ国際平和村での1年間で私が強く感じたこと。それは「『別れ』があるからこそ、いのちはかがやく」ということでした。紛争地から治療のためにやって来た子どもたち。治療を終え国へと帰ることのできた子どもたちとはもう二度と再会することはありません。
今日では、LINEやFacebookでいつでも連絡を取り合える。『別れ』という言葉を実感し難い時代となりました。今はあまり使われなくなった日本語に『今生の別れ』という言葉があります。その言葉の儚さを、日本から遠く離れたドイツで実感した経験について、皆様にお話させていただければと思います。